NO.11
さあ、イヨイヨNO.11まできました。
こちらは1900年代のダック地でつくれれたフランスのハンティングジャケットになります。
ボディに着せて見ました。(サイズが大きく肩が落ちていますが・・・)
↓
袖山は高く、一枚半袖です。
山の低いカジュアルな袖山とは全く違う印象です。
そして、袖下には充分なゆとりが確保されています。
しかし、袖を降ろしたときの収まりが非常に良く美しいです。
どうでしょう?Pivot Sleeveの構造が分かるでしょうか?
この生地、本当にハリとコシがあって厚みもあり縫うのムズカシイですよ。
よくもまあ、こんなにも丁寧に縫えたモンです。
この"見え方"大事です。フンイキッス。このフンイキ。
袖を中心に色んな角度から撮ってみました。
続いて、裏の構造です。
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この袖ぐりの構造。
本当に感動しました。
このスレキ(別布)を挟むことにより、裄綿の代わりにしているのではないでしょうか?
高い袖山の立体感をしっかり維持させる為に挟まれたモノだと思います。
まさにテーラーの"ソレ"と同じデス。わあ
ダック地をよくこんなにも細いパイピングで始末しましたネ。
縫製技術の高さが伺えます。私にゃ真似できませんヨ。
さて、今回のNO.11は写真数が多い為に2回にわけてUPしようと思います。
次回のFrench Hunting Jacket 5-2ではコイツの袖が衿が・・・・
乞うご期待。!
乞うご期待。!