最近、Twitterでやたらと回ってくるのは「岐阜の縫製工場が海外の研修生を時給400円で酷使していた」という内容。
「メイド イン ジャパン」とタグには書かれていても、縫っているのは日本人ではないのは広く知られていること。
もちろん日本人が縫製する工場もありますが、ほんの一部です。
まして、どこの国の人が縫っているかに私は興味がないです。
私は「メイド イン ジャパン」という言葉に価値を感じたことはありません。
誰がどんな想いでつくっているのか。
私は「人」に価値を見出します。
その「人」にしか生み出せないものに強く惹かれます。
件のツイートが回ってくるなか、私はこの言葉を思いだしました。
「服をつくるのは業者ですが、それをその時代の文化にする力を持っているのは私たち消費者なのですから」
「ここに展示された服は、きっと何かを教えてくれる、或いは思い出させてくれるはずです。
それが何かは、一人ひとり異なるでしょうが、『服って本当にすげぇな!』という驚きはきっと共通です」
これは京都・名古屋と2回にわたり半・分解展に足を運んで頂いた 昔履いたオニツカ の 管理人 カッタウエイさんの言葉です。
私は、全国で個展を開き、たくさんのことばを頂きました。
上っ面の解りやすい表現だけに捕らわれず、自身の眼をもって物事を見ていきたいです。
そうして、これからも洋服をつくり続けたいと思います。
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最近はインスタの更新頻度が高めです。