来年、自分のブランドを始めます。
9月1日で独立して丸1年が経ちました。
「100年前の感動を100年後に伝える」というのが私のモットーです。
自身のブランドでは、そうなりうる衣服を目指します。
これまで「個展」や「セミナー」といった形で、私が感動した衣服の素晴らしさを伝えてきましたが、いよいよプロダクトとしても表現していきます。
まずは仮の生地で試作品を組みつつあります。(上記2枚の画像)
今後、少しづつ製作経過を紹介します。
この為に吟味して決めた素材を紹介します。
1stコレクションは「ダブルフェイス」に挑戦します。
名前の通り、両面が表になるリバーシブルの生地です。
ダブルフェイスは女性モノに多く、柔らかなカシミア素材が多いです。
しかし、私が求めた素材感はメンズライクなハリとコシのある重厚なダブルフェイスでした。
私が理想とするダブルフェイスは中々見つからず、テキスタイルコンバーターさんからも「そんな生地は無い」と、一蹴。
半ば諦めかけていたとき、昨年の半・分解展 愛知で出会った方とのご縁が重なり、尾州のテキスタイルメーカーを紹介頂き、ようやく納得の良くダブルフェイスに辿り着きました。
この重厚なダブルフェイスを手作業による 「リバーシブル縫製」 で仕立てます。
通常のリバーシブル縫製は、縫い目がぷっくり膨らむのが特徴です。
しかし、私はこの重厚な布1枚をガバっと纏う感覚を目指し、フラットな縫い目にしました。
手作業は倍に増えますが着心地は良くなります。
この手法を採ることにより裏側には千鳥が走ります。
この生地の更に詳しい情報や、試作品の仮縫いの様子などは10月3日(火)にNHKにて放送予定です。
近づきましたら、また告知させて頂きます。!
追記・2017年12月22日更新