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the cutter & tailor FIREMEN??

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先日、Oxxford Clothesのダブルブレストを見てきました。

「大統領の着るスーツ」の異名を持つOxxford Clothes 
とても綺麗な映像があるので、まずはそちらをご覧頂きたいです。




実際にモノを見て、特に目がいったのは、前肩から袖への優雅なボリュームでした。


上記、写真のような前袖のゆとりです。(写真は1915年)
ちょうど、私が製作していたジャケットが、この様な袖を目指してつくっていたので、思わず目がいってしまったのでしょう。
この様なドレープを出す為に、私はゆき綿の形状をイロイロと試行錯誤したのですが、Oxxford Clothesのゆき綿使いも特徴的でした。

あとは、とにかく固かった。  芯がとてもとても固かったです。
超構築的な肩周りをしていました。
柔らかく、柔らかくを意識しながらジャケットをつくっていたので、あの固さにはビックリしました。
また、細部の仕様も実用的で学ぶことが多かったです。

しかし、現時点の私の審美眼では、まだまだ本質を理解することは出来なかったです。出直します。有難う御座いました。


と、
眼を潤して、いつもお世話になっている古着屋さんに行きました。

嗚呼、そして散財です。心は満たされますが、懐が寂しいです・・・

「30歳までは借金をしてでも学べ」と、とあるテーラーの先生から教わった言葉を信じて購入しました。勉強代です。
そう云えば、学生時代、父にも「勉強の為なら金をケチるな!」と良く云われました。しかし、今月マジでヤバイです。笑

今回、購入した中でも、大目玉はコチラです。!





コイツの詳細写真・解体写真は後々、紹介します。

ボタンには「Ecole Polytechniqve Paris」と書かれています。
調べてみると、フランスのエリート高等教育機関で1794年にナポレオンが学生を支配下に置く為に開校したそうです。

古着屋のオーナーさんによると1910年~20年頃の制服だそうです。いわゆる「ww1モノ」です。

2012/10/5 追記
1920年~30年の間違いでした。ww1以降の制服でした。すいません。
追記ここまで。

私が以前紹介した「French Firemen Jacket」と姿形が良く似ています。

これまたオーナーさんによると、この頃の制服や消防服、軍服などは専門のメーカー(そのメーカーしか作ってはいけなかった)が製作していた為に、部署は違えど同じ様なデザインになっているそうです。

しかし、今回の制服は「麻芯」、「両玉ホール」、「裏地の一筆芯押さえ」加えて「クンニョ」「Sword Slit」とディテールがてんこ盛りです。
これはもう、学ぶべくして出会った先生です。有難う御座います。











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