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OR1 その後

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先日、巣鴨にある「goro」に行ってきました。

よく安藤製靴と比べられる様ですが、私が実際に手にとって見た限りですと、比べるジャンルの靴ではないと思いました。

良くも悪くも、goroの靴は「ワイルド」でした。

私は、登山靴メーカーの靴を綺麗に手入れをしてタウンユースとして履いています。
他の人と被らないし、自転車がライフスタイルの私には登山靴メーカーのタフさがピッタリなんです。

実際に、山登りにいくことなんて無いので、重要視しているのは「見た目」です。
「コバ処理」や「ステッチ」が綺麗に出来ているか・均一に打たれているか?に趣きがいきます。

この様な、私のライフスタイルからの判断基準ですと、「goro」は本当にワイルドに写りました。
山登りに重点を置く方にはまた違った印象なのでしょう・・・



で、



このブログの「安藤製靴」に関する投稿は非常に安定したアクセス数で、安藤製靴のキーワードで私のブログに来る方も少なくないと思います。

特に錦糸町オリジン限定のチロリアン「OR1」を紹介した投稿のアクセスが伸びています。



そこで、現在のOR1のエイジングを紹介します。!
履き始めて半年。週に1~2回履いています。








この写真でも分かるかもしれませんが、OR1の手入れはワザと色ムラが出るようにワックスを遊ばせてます。

OR1の雰囲気にはソレくらいが似合うと思うんですよね。




アッパーの履きジワは、まだついていません。
側面には少しシワがついてきました。
SEA HORSEよりシワが付き難い感じです。自分の足に馴染むのには、まだ時間が掛かりそうです。





さて、ココで読んで頂きたい投稿があります。


昨年8月にOR1を購入した際の感想です。



サイズが合わず、どう手放すか考えていました。
特に行動も起こさず、しかし頭の片隅では気にしつつ約3ヶ月が経った頃、ふと某オークションサイトを見ると丁度25.5cのOR1が出品されていました。
しかも、新品状態。私のと同じです。

そこで、出品者の方に連絡をとった所、まさに私と同じ様な境遇の方でした。

その方は遠方に在住の為、通販でいつも履いている靴のサイズ「26.5c」を購入されたそうです。
しかし、届いたものを履いてみるとデカ過ぎる!とのコトで、これほどデカイのならばと、「25.5c」を再度購入したそうです。

が、今度は小さ過ぎる・・・・

安藤製靴は靴のサイズ交換は1回のみなので、泣く々くオークションに出品したそうです。
そこに丁度「26.0c」を持て余していた私が発見し、交換しました。!

私は予め、試し履きをしていたので「25.5c」でピッタリでした。その方も「26.0c」がジャストサイズだったそうで、良い物々交換が出来ました。


都内在住の小生ですらサイズを見誤るので、遠方の方はかなりシビアになってくると思います。

そこで、遠方の方に参考になればと思い、サイズ感について気付いたことを記しておきます。
「SEA HORSE 26.0c」と「OR1 25.5c」の底のサイズは同じでした。実寸で計りました。ビズラムソールを直線定規で計りました。巾が約10.5c・縦が約29.0cです。

ここで考えられるのは、「HOT STUFF」及び「SEA HORSE」、「250」を既に履いていられる方が、「OR1」「OR5」「OR6」「OR7」を同じサイズ感で履きたいのであれば、「0.5c」小さいサイズを選べば、ほぼ同等のサイズ感で履けると思います。
その逆もまた然り。

しかし、あくまで参考程度にして下さい。責任は取れません。お店の方に聞くのが一番だと思います。
ただ、私が交換した方のように悲しい思いをする方が少なくなればと思い、投稿しました。
例えば、「購入したがサイズが合わない。でも交換は1回しか出来ない。!」なんて時に、参考になればと思います。



で、


ついでに、「SEA HORSE」のエイジングも紹介します。
購入から2年4ヶ月経ちました。週に1~2回の着用です。
とても足に馴染んでいて、履いていて1番気持ちの良い靴です。








靴の光沢は鈍くなる一方です。奥行きのある光沢で私好みです。



そして、「SEA HORSE」と「OR1」を比べてみました。






やはり、OR1の方が赤みが強いです。OR1の色味がスキですね。ワタシ。

追記。
2015/1/吉日
こちらでも安藤製靴を紹介しています。
追記ここまで。





オマケにブラシの紹介です。

先日、靴用のブラシを購入しました。
ドイツREDECKERヤク毛を使用した仕上げ用のブラシです。

REDECKERのホウキやチリトリを使っている方は多いと思います。
あのシンプルな道具たちは永く使いたくなります。


で、コレが購入したブラシです。







今回、仕上げブラシを購入するにあたり、なるべく日本製にこだわりたかったので、「江戸屋」「平野」「石川」などを見てみました。


・永く使えること
・山羊毛であること(やっぱり、馬は硬い)
・1万円前後


に重点を置き探しました。



まず、日本のブラシと云えば江戸屋ブラシです。
私もいくつか使用したことがあるのですが、何ともサイズ感が合わずに手放してしまいました。
なんでしょうか?なんとなく私には小さすぎるんです・・・


続いて平野ブラシ。
私は、洋服ブラシは平野を使っています。
知っているテーラーが平野をオススメしていて、値段も手頃でしたので3年前に購入しました。使い勝手も良く、活躍しています。
なので、靴ブラシも平野で買おうかと思ったのですが、「仕上げ用」は製造していませんでした。


最後に石川ブラシ。
云わずと知れた、日本製、高級ブラシです。
ウチの部長が石川の洋服ブラシを気に入って使っており、ワタシもコッソリ拝借したり、頬を撫でてみたり、舐めてみたりして嗚呼、スバラシイと思っていました。
ギリギリ予算内で買えそうでしたが、「馬毛」のみの取り扱いだったので見送りました・・・



で、


結局、REDECKERにしました。
安藤製靴で以前貰ったブラシがあり、多分REDECKER製のブラシだと私は踏んでいるのですが、
使い心地も悪くないし、ドイツ製のモノ好きだし。と云う理由で決めました。笑

上記で紹介した日本製のブラシとは違って、工業的な作りなんですが、ソレはソレで「ガッシリ」「ドスン」としているのが使いやすかった。と云うのも購入理由にあります。
あ、あと「ヤク毛」ってのを使ってみたかった・・・




ちなみに、安藤さんで頂いたブラシはコチラです。ドイツ製です。(Rの文字は私の落書きです)




「馬毛」です。

シンプルで使いやすいです。ホコリ落とし~仕上げまでコチラを使っていたのですが、やはり仕上げには毛が硬く、ワックスの光沢が最大限生かせませんでした。

いつもチャ色のワックスで磨くので、2年も使用すると毛が染まりました。



ふたつを比べてみました。




毛の「密集度」・「柔らかさ」が格段に違います。

指で毛を押すと、指を包み込みつつ押し返してきます。ハリ・コシは充分にあります。

頬を撫でても痛くありませんが、女性モノのファーのマフラーの様な頼りなさもありません。毛は細いですがシッカリしています。
洋服生地に例えるなら、「起毛ネル」に似ています。いや、似てないか?
似てないです。



江戸屋のブラシが小さいと感じたのは、私がデカイブラシに使い慣れていたからかもしれません。
しかし、さすがに今回購入したREDECKERの大きさにビックリしました。
スゴクデカイ。!
あっ。と云う間に磨き終わります。

小さくシャカシャカ磨く感じではなく、フロ上がりにバスタオルで身体を拭くような、包み込む感じで靴が磨けます。



ちなみに、3年使っている平野の洋服ブラシです。
チョット、ホコリがたまってます・・・手入れ不足です。





コチラは豚毛

ジャケット・コート・セーターはコイツで手入れしてます。
よく活躍してくれてます。
セーターの毛玉なんかは、出来始めならば、コイツで払うと解けて馴染んでしまいます。なるべくカミソリで痩せさせてしまう前に、ブラッシングするようにしてます。(安いウールだと意味無い)



今後は、ひとまずこの3つのブラシメインでワードロープ育てていこう思います。





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