みんなありがとう

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ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。!


2017年9月30日(土)に開催しました「独立したけど質問ある? ~アパレル業界20代~」無事に終了致しました。
当初は、参加者が奮わず「なんでこんなふざけたタイトルにしてしまったんだ・・・」と寝苦しい夜を過ごしましたが、当日は50名以上の方に足を運んで下さいました。赤字にならなくて良かった・・・妻に怒られずに済んだ。



今回の更新は、当日の イベントレポート になります。

けっこうな長文になりますので、ご了承ください。!
yansuKIMが撮ってくれた写真と共に、当日の雰囲気を感じ取ってくださいね。

登壇者4名の詳細は特設ページをご覧ください。

長谷川(モデリスト)横澤(デザイナー)森田(テーラー)伊藤(衣装デザイナー)


目次

  • お金に関するあれこれ  ~初期投資はかけた? 独立に向けて貯金してた?~
  • 仕事に関するあれこれ  ~自分から営業するの? どうやって仕事の依頼がくるの?~
  • 独立後に関するあれこれ  ~独立して不安や不満はない? 今後の展望はある?~
  • 独立前に関するあれこれ  ~独立に向けて準備したことは?~
  • 質疑応答  ~SNSって仕事に活かしてる?~

今イベントでは事前に参加者へ「独立に関するアンケート」を記入して頂きました。
集計の結果、お金に関する質問が173票と圧倒的に多かった為、アパレル業界で独立した4人の懐事情からスタートしました・・・(切実)
ちなみに、一番投票数が少ないのは「独立後に関する質問」でしたが、それでも133票を頂きました。



  • お金に関するあれこれ  ~初期投資はかけた? 独立に向けて貯金してた?~

長谷川
僕の場合は、ちょっと特殊です。
独立してまず個展に挑戦し、国内3都市を巡るんですね。個展に費やした3ヶ月はロクに仕事もせず、個展の頭金で80万ほど使いました。
ミシンやPCも新調したので、合計120万くらい使いましたね・・・
貯金は、あまりしてなかったので妻に借りました・・・その日から長谷川家の厳格な主従関係は決まったのです。涙

横澤
初期投資はそこまで掛かりませんでした。
専門学校時代に買った職業用ミシンやロックミシン、アイロンで設備は足りました。
生地なども少量で買わせてくれる業者と提携して、なんとか凌ぎました。

森田 
初期投資というか、私の場合は「修行」です
専門学校在学中の就職活動期間に渡英し、サヴィルロウのテーラーを「お金は要らないから縫わせてくれ」と言い回りました。
ところが何処に行っても門前払い・・・方法を変えようと思い、帰国後にイギリス人テーラーのオーダー会に潜入し、来日していたテーラーと直接交渉しました。
その後、裏口入学といった形で、やっと本場イギリスのテーラーで修行を始めることが出来ることになり、渡英しました。
修行中の2年間は無給で働きました。

伊藤
私は、独立と同時に製作の拠点となる 自宅兼アトリエ を購入しました。
大きな初期投資となりましたが「独立する」と決めていたので、会社員時代からコツコツと貯金をしていました。


当日の受付担当 長谷川の実兄

※お金に関する質問は多く寄せられたので下記の質問にも答えました。

~個人事業主?法人化してる? お金の管理はプロ任せ?それとも自分?~

長谷川
お金関係は全て妻と兄に管理してもらっています。兄が税理士事務所に勤めているので、めっちゃ心強いです。

横澤
自分でやってます。とても大変です。
製作期間は赤字・赤字と続きますが、展示会を経て商品を納品後にやっと黒字になるので、資金繰りに気を遣います
長谷川兄の存在羨ましい。笑

森田
現時点では私ひとりで管理出来る規模なので自分でやっています。

伊藤
自分です。
前に、確定申告の時に長谷川兄に相談したことが有ります。今年も相談しようかな。笑

4人とも「個人事業主」でした。
法人化してないことで仕事に支障がでたことは全員「ない」とのこと。
アパレル業界の場合、初めから無理して法人化しなくても問題なさそうです。






  • 仕事に関するあれこれ  ~自分から営業するの? どうやって仕事の依頼がくるの?~


長谷川
アパレルメーカーに営業したことは無いです。基本的には依頼がきて受けてます。
個展をやったことが結果的に営業になっていますね。
独立して1年間やってみて感じるのは「信頼する人からの紹介」が最強です。

横澤
私は、独立当初から現在まで地道に営業活動をしています。
商品を取り扱って欲しいショップにDMを送ったり、自分自身でお店を巡ってリサーチしています。

森田
修行を終え帰国した後は、イギリス式のテーラード技術を学んだことを強みとして「ブリティッシュスタイル」のテーラーに営業をしました。
そうして、下請け仕事を受けるようになったのが始まりです。

伊藤
いきなりトップ選手の衣装を手掛けることは出来ません。
まずは、コーチや振付師の方にデザイン画やサンプルなどを見せて営業をしました。
そこから少しづつ結果を残し認められ、トップ選手の衣装を手掛けるようになっていきました。


※仕事に関するコーナーでは、登壇者4名の「仕事時間」を円グラフと共に紹介しました。




こんな円グラフを使用しつつ、会社員時代と独立後の時間の使い方の変化をそれぞれ話しました。


「お金」「仕事」と続いて、独立後に関する質問に移っていきます・・・


会場にはかっぴーさんの姿も! ファッション業界を題材とした漫画「アントレース」の原作者です。


  • 独立後に関するあれこれ  ~独立して不安や不満はない? 今後の展望はある?~

長谷川
不満は全くありません。不安はちょっぴりあります。それよりもやりたい事がたくさんあります。
35歳までには家を買いたいと思っています。
アトリエとしての設備も充実させつつ、家族でゆっくり過ごせる環境をつくりたいです。

横澤
今後、どのようにブランドを成長させていくか考えています。
現代のアパレルの生産や販売のシステムに疑問を感じることが多く、ブランド自らが新しいシステムをつくっていくことが必要だと感じます。
今まで以上に「ものづくり」に対しシビアに接していきたいです。

森田
自分で決めた事なので、不満はないです。
でも、不安は常にあります。むしろ、不安がない状況を不安に思います。
今後の展望は、仕事を継続していくことはもちろんですが、東京以外の土地でも新たな事に挑戦してみたいと考えています。

伊藤
独立して不満はありません。会社にいる時の方が不満だらけでした。笑
不安はありますが、常にモチベーションを高くもち、新しいことにチャレンジしていきたいです。
例えば、スケート以外の衣装に挑戦したいと思っています。新体操の衣装に興味がありますね。
他には「スケート雑誌」をつくりたいという目標もありますし、現在、高校でデザイン画の授業を担当しているので「教育」の活動にも力を入れたいです。
チャレンジしたいことは尽きません。笑


※独立後に関するコーナーでは、登壇者4名の「仕事内容」を円グラフと共に紹介しました。



仕事内容は、時期によって大きく変わってきます。
2017年8~9月の長谷川は、大よそこんな感じでした。




  • 独立前に関するあれこれ  ~独立に向けて準備したことは?~

長谷川
会社員時代から積極的に「副業」をしていたのが良かったです。
個人でお金を稼ぐことの大変さや意義を見出せたことは自信に繋がりました。

横澤
準備をしたことは特に有りませんが、心構えとして自分ひとりで運営する「責任」や「覚悟」はしっかりと持つべきだと思います。

森田
とにかく技術を磨くことが一番の準備だと思います。
手に職を持っておけば、何処にいても仕事ができるので心強いと思います。

伊藤
会社以外で勉強する時間をつくっていました
帰宅後に気になるスケート衣装を分解してみたり、サンプルを縫ってみたり。
人脈を広げることも大切だと思っていたので、工場さんや色んな方たちとコミュニケーションをとるようにしていました。




独立前・後の質問のあとは、質疑応答に移りました。
一体どんな質問があったのかというと・・・・・


  • 質疑応答  ~SNSって仕事に活かしてる?~
当日の質疑応答は、多くの意見を頂くために「挙手」と「質問フォームへの投稿」の2通りを用意しました。
上の画像は、フォームに頂いた質問です。かなり突っ込んだ内容が目立ちますね。笑

レポートでは挙手で頂いた「SNSって仕事に活かしてる?」への回答を紹介します。


長谷川
仕事にSNSは必須ツールですね。
私の場合はBlogがメインで、各SNSはBlog更新時の連絡ツールみたいに運用しています。
最近は、動画配信や生配信に興味があります。誰か教えて下さい。!

横澤
私はInstagramを大切にしています。
ファンの方と直にやり取りが出来るツールだと思います。ビジュアルメインのInstagramではブランドの世界観をしっかり表現するように心がけています。
逆にFacebookは身近な友人への報告用にして、用途によって使い分けていますね。

森田
ビジュアルがメインのInstagramを主に活用しています。
日常の仕事を淡々と載せています。
写真を見てオーダーを下さる方もいるのでSNSの影響力は大きいなと感じています。

伊藤
ビジュアル面を重視したHPInstagramを主に使用しています。
特にHPはビジュアルを前面に押し出して、選手ごとのデザイン・ディテールが解るようにしています。




~フリー トークタイム~


トークショー終了後には、40分程の「フリートークタイム」を設けました。
「自由参加で登壇者と会話をしよう!」というコーナーです。

一方的に登壇者側が話すだけのイベントでは、なんか寂しい。
せっかくフォロワーさんが足を運んでくれているのだから、もっと気軽にコミュニケーションを取りたい。!

そのような想いから 登壇者4名がそれぞれのブースをつくり、サンプルやデザイン画などを実際に見て・触って、近い距離で会話をする。
そんな場をつくりました。
結果的に、このフリートークタイムが1番盛り上がっていたかもしれません。



それぞれの独立・仕事


お金・仕事・独立後・独立前・SNS と、5つのテーマに沿って4人の体験談を紹介してきました。
当日は、話題があっちにいったりこっちにいったり・・・このレポートでは、書ききれないほど寄り道をしたイベントになりました。(かなり割愛して ごめんなさい)

今日日、「王道」と呼べる独立の仕方なんて無いようです。
みんなそれぞれ違った独立がありました。
その方法に正解はありませんが「20代でアパレル業界で独立する」という事の リアル を飾らずにお伝え出来たかと思います。



「横澤さんに会いたかったんです!」と、わざわざ名古屋から足を運んでくれた高校生の女の子。

伊藤聡美の作品を手に取りながら「私も将来、フィギアの衣装をつくってみたいんです!」と話す学生。

森田智にイギリス修行中のエピソードを聴くスーツメーカー勤務の男性。

ブランド立ち上げに向けて、着々と準備を進めている会社員の2人組。

このイベントの為に数年ぶりに外に出たという女性(自称ひきこもりさん)

独立するか迷っているNHKのディレクター。笑

などなどなど・・・
たくさんの興味深い方々がイベントに参加してくれました。




「こんなイベントを待ち望んでいたんです!」


私が最も嬉しかったのは、学生の方から頂いたこんな感想でした。

「今まで、独立をして活躍する人たちの話しを聴く機会なんてありませんでした。私は将来独立したいから、こんなイベントを待ち望んでいたんです!学校の企業説明会じゃ絶対に聴けない内容でワクワクしました!」

学校や会社に属していると、知らぬ間に会う人が限られ世界が狭くなってしまいます。
かく言う私も、会社員時代には "フリーランスのパタンナーがどのように生計を立てているのか?どうやって独立して、どんな仕事をしているのか?" なんて知る由もありませんでした。

このイベントが若手の方や学生の皆さんの「一歩踏み出すキッカケ」になれば嬉しいです。



以上でイベントレポートを終わります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

今後も、「技術職の人となり」にフィーチャーしたイベントをゆる~く開催していこうと思います。
次回は年明けに「パタンナー」に絞って、もっと濃いイベントをやろうかと。。。


イベントの告知は各SNSに流しますのでフォロー宜しくお願いします。

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聡美、琴葉ちゃん、森田さん、ヤンス、お兄ちゃん 協力してくれてありがとう。!

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